【不登校生の留学】費用って実際どれくらいするの?【徹底比較】

学校に通えていない・通いづらくなってきた中学高校生やその親御さんは、一度は【留学】について考えたり調べた事はあるのではないでしょうか。

その際、リアルに最も気になる点として【留学費用】が挙げられると思います。

ですがネット上で調べてみると、それぞれの留学エージェントのサイトに飛んでしまい、客観的な費用比較はしづらいですよね。

本記事では忖度抜きで、実際に中学高校留学でかかる費用をまるっとまとめ、国やエージェントの比較をしていきます。

あなたが本当に選ぶべき留学プランを、ぜひ見つけてみてください(*^^)v

筆者は、オーストラリア留学経験あり/不登校留学会社勤務7年目です。かなり内部のことも理解していますので、ご相談があればご遠慮なくお問い合わせくださいね♪

目次

【不登校生の留学】費用って実際どれくらいするの?【徹底比較】

1.留学費用の内訳を知ろう

そもそも「留学費用」って何が必要なのか?

ここを知らないと、エージェントから見積もりをもらった後に「実はこんな費用もかかります」と色々追加されてはびっくりしてしまいますからね。

①学籍登録料/入学金

これは国や学校によって無い場合もあったり、年間一括の請求や学期ごとの分割請求などそれぞれです。

また、3年間通う場合でも毎年かかったり、初年度のみだったり…というばらつきのある項目です。

②授業料

国はもちろん、私立か公立かなどでも金額は変わってきます。

ただし、日本では圧倒的に公立の方が割安ですが、国によっては公立でも私立でも学費はほとんどかわらなかったりします。

なので、「(なるべく安くしたいから)公立校一択です!」とは言わないのが吉。

実際に代理店が出してくる見積りでは、公立の場合と私立の場合で2パターンもらうのがおすすめです(*^^*)

③滞在費(3食込)

ホームステイ寮(ボーディングスクールなど)によっても金額は異なります。

留学予定よりもやや多めの日数で請求され、卒業時に返金されたりもします。

ホームステイは教育委員会や学校が手配することが多く、その際「手配料」が発生する場合もあります(数万円程)。これは代理店が受け取るものではないので、交渉して値切れる部分ではありません。

④航空券

当たり前ですが、留学先の国によって航空券の金額は変わります。

同じ国でも、経由便にすると移動時間は増えますが安くなったりします

ただし、乗り継ぎ便が欠航になってしまうと見知らぬ空港で自力で対応しないといけなくなりますので、あまりおすすめはできません

⑤学生ビザ申請代

国によってかかる費用はそれぞれです。例えば…

  • フィジー…約1万円(FJ$180.00/滞在85日以上の長期学生ビザ)
  • カナダ…約2万円(C$150+指紋採取C$85)
  • ニュージーランド…日本での申請は無料。現地申請はNZ$275(約2~3万円)
  • オーストラリア…約5万円(AU$620)
  • イギリス…約10万円(£348+指定保険料£470)
  • 年度によって変更もありますので、現時点での金額は再度お調べいただくのが確実です。

⑥海外保険料

学校が手配してくれる「現地保険」は、日本の保険よりも安いのでおすすめです。

カバー内容も、必須事項はカバーされているので、多くの場合問題ありません。

⑦サポート料

エージェント次第です。

安いと魅力的ですが、サポート内容をしっかり確認して下さい。

特に渡航後、現地の日本人スタッフが手厚くフォローしてくれると、不登校生の留学が成功する確率は格段にアップします

⑧銀行手数料/送金手数料

エージェントによって表記や料金は異なりますが、海外送金になるのでおそらく必要になります。

相場は数千円。何万円もすることはないと思うのですが、一応頭に入れておきましょう。

⑨お小遣い

これはほとんどの場合、請求書には含まれない事項です。

各家庭の方針にもよりますが、自己管理できない学生は親が出入金を確認できるようにしておきましょう。学校が管理してくれる場合もあるので、エージェントに相談してみても◎

⑩遠足代

トリップと言われます。必須参加というよりは、希望者対象が多い印象です。

日帰りもあれば宿泊の場合もあります。

個人的には、せっかくなら参加してみたらいいと思います(^^)/

⑪TOEICやIELTSなどの検定代

これも請求書には含まれず、その都度自分で支払うことになるかと思います。

日本で帰国子女受験を考えている場合は、この検定スコアが重要になるので、慣れる為にも定期的に受けることをおすすめします。

2.日本と海外の学費を比較

さて、必要な費用がわかったところで、じっくり比較をしていきましょう。

まずは、【日本の学費と海外留学の費用との比較】です。

結論、日本の学費の方が安いです。それは日本の私立校に通った場合でも、です。

今回は高校生1年間の平均学費、留学先は柔軟で不登校生に最も人気の高いニュージーランドで比較してみます。

公立高校(年間)約45万円(授業料・修学旅行・部活・通学費・塾代など含む)
私立高校(年間)約100万円(授業料・修学旅行・部活・通学費・塾代など含む)
ニュージーランドの高校(年間)約250万円~(授業料・ホームステイ3食分・サポート料など含む)

日本の学費が留学費用より安い理由は3つです。日本で通学する場合、

  1. 滞在費が不要。留学の場合は寮またはホームステイでの滞在費が必要となる。
  2. 航空券代が不要。ニュージーランドの場合、直行便だと往復15~20万円ほど。
  3. エージェント費用が不要。不登校生が留学を成功させたい場合、現地サポートの手厚いエージェントは必須と言える。

3.国ごとの留学費用を比較

日本の学費と比較して「やはり留学の方が費用はかかるけど、それでもまだ留学はあきらめきれない!」という方は、引き続き費用について深堀して見ていきましょう(^^)/

次は中学高校留学でメジャーな国を、留学費用の安い順に並べてみました

※ここで言う留学費用は、授業料・ホームステイ3食分・サポート料を含みます。

留学費用(年間)特徴
フィリピン150万円~安さが魅力の国。航空券代も安い方。街の衛生面は少し気になるところ。
フィジー150万円~同上
カナダ200万円~単位制なので必要単位を取得しないと卒業できないが、その分しっかりと英語を身に着けて卒業することができる。単位が不足すると卒業が延びるので、留学費用も追加で必要になるケースがある
ニュージーランド250万円~おおらかで柔軟な国。入学・卒業に試験や単位取得は不要で、不登校生には最もおすすめしたい国
オーストラリア300万円~卒業に単位取得は不要だが、現地生徒と同じクラスで授業を受ける様になる為には、留学生用の英語クラスを突破する必要がある
イギリス400万円~基本的に寮生活になるが、ホリデー期間などはホームステイ滞在が必要になったりと追加で必要なお金が発生しやすい物価も高く、日々のお小遣いも他国より高くなる傾向。
アメリカ400万円~安く留学するには交換留学制度を利用する必要があるが、不登校の場合はなかなか難しいのが実情。通常の留学の場合は費用が年間600万円程かかったり、治安の面でも少し心配が残るため、不登校生にはあまりおすすめできない印象。

4.エージェントごとのサポート料を比較

さて、もっとも差が出てくるこの「サポート料」。

不登校生向けを唱っているエージェントを例に、年間サポート料を表で比較してみましょう。

海外教育研究所約40万円(ニュージーランド・オークランドの場合)
EduKIWIニュージーランド留学センター約36万円(ニュージーランド中学生以上の場合)
WSOセンター約60万円
ニュージーランド留学 情報センター約40万円
OKC約44万円
2021年時点のもの

WSOセンター以外は大差がないですね。ではWSOセンターはぼったくりなのか?

私の知人がWSOセンターで留学をしていたので聞いてみました。

結果、サポート内容はかなり手厚そうです。現地在住の日本人スタッフが担当として定期的に連絡をくれたり、ホストとの間に入って問題解決してくれるみたいです。これはかなり心強い。

一方、とあるエージェントはサポート料激安ですが、「現地オフィスにスタッフがいたら相談してもいいよ」というかなり受け身なサポート

こんな感じで料金だけで判断してエージェントを選ぶのは危険ですので(特に不登校生にとって、現地サポートは留学成功のカギを握っていると言っても過言ではない)、しっかりサポート内容を確かめてから決めましょう。

まとめ:【不登校生の留学】費用って実際どれくらいするの?【徹底比較】

どうでしたか?

「自分ならこの国!」「こういうエージェントがいいな」となんとなく見えてきたでしょうか。

最後に本記事のまとめです。

  • 留学に必要なお金:学籍登録料/授業料/滞在費/航空券/学生ビザ代/海外保険料/サポート料/銀行手数料/お小遣い/遠足代/検定代
  • 日本進学費用<留学費用
  • 国別の留学費用:フィジー・フィリピン<カナダ<ニュージーランド<オーストラリア<イギリス<アメリカ
  • エージェントのサポート料相場:35~60万円

日本での進学よりもお金はかかりますが、留学という挑戦を簡単には諦めて欲しくないです。

まず初めの第一歩として、留学エージェントへ資料請求してみてはいかがでしょうか(*^^)v

なにもしないより、できることから始めましょう!

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